50代になってから東日本大震災による原発事故を目の当たりにし、同じくして気候変動による自然災害が国内外を問わず多発し始めました。
世界中で再生可能エネルギーによる発電量を増やす取り組みが始まりましたが、私は日本の特徴である高低差のある国土を無数に走る川の流れをなぜもっと活用できないのか理由を知りたいと思うようになりました。
そこで分かったことは、小水力発電においては川の流れのままでは発電のための水車を回す流量が小さすぎることから、ある程度の流力を得るために導水路を作る必要性があり、そこで「川の水利権」や「導水路工事の初期投資負担」が大きな妨げになっていることがわかりました。
そこで、そのままの流れで水車から得られる回転力を上手く貯めて大きな回転力にする方法はないかと考え始めたのがこの蓄転機(RSRS)を思いついたキッカケです。
この蓄転機が実用化できれば小水力だけでなく、小型風力や波力発電など、回転力を使っての発電に大きく役立つのではないかと思い、本気で取り組んでみることに致しました。